CLA更新試験を受けてきました

2026年9月16日にLabVIEWのNI認定資格であるCLA(Certified LabVIEW Architect)の更新試験(CLA-R試験)を受けてきました。今回は受けてきたCLA-R試験について紹介したいと思います。

*ここで書いている情報は2026年9月時点のものです。最新の情報(資格の有効期限など)についてはNIサイトをご確認ください。

CLA-Rとは?

…というよりCLAとは?

CLAとは何でしょうか?これは、LabVIEWの開発元であるNational Instruments (通称NI。Now it is NIなのかは結局よく分からない)のLabVIEWに対する認定資格です。LabVIEWに関する認定資格は3種類あるいは4種類あります。

  • CLAD:Certified LabVIEW Associate Developer。LabVIEW認定準開発者。
  • CLD:Certified LabVIEW Developer。LabVIEW認定開発者
  • CLA:Certified LabVIEW Architect。LabVIEW認定設計者
  • CLED:Certifeid LabVIEW Embedded Developer。LabVIEW認定組み込み開発者

難易度:CLAD < CLD < CLA

CLEDはLabVIEWだけでなくCompactRIO用のVIも作るので、CLDやCLAとの比較は難しいですね。一般的(?)に、CLAはLabVIEWの最上位に位置付けられた資格になります。「あなたはLabVIEWで大規模なプロジェクトでチームを率いて設計できますよ」みたいな公式のお墨付きです。…まあ、私はチームを率いることはできないですが。くわしくは 公式 を参照してください。CLA試験については…気が向いたら記事にするかもしれません。

CLA-Rとは?

NIの認定資格は、残念ながら(?)1回合格したら終わりではありません。どのNI認定資格にも有効期限があります。有効期限がどのくらいかは資格によりますが、CLAの場合は4年です。もう少しくわしく言うと、有効期限は認定を受けた日(試験日か合格通知日だったかは覚えていないです)から4年で、更新せずに4年経過すると保留期間に入ります。保留期間は資格の種類によらず1年です。保留期間中に更新すれば再度そのCLAを名乗ることができますが、更新しない場合は資格を失います。

資格を更新する方法は2つあります。

  • ポイントをためる
  • 更新試験を受ける

ポイントについては、資格再認定の規定とプロセス – NI に書いてありますが…管理されてるのかな?よく分からないです。NI外部認定講師(CPI)とかNIのイベントでプレゼンしたりすればたまるようですが、ポイントをためられる人はごく少数だと思うので、該当しない人はおとなしく更新試験を受けるしかないですね。私はポイントをためられないです。

更新試験はCBT試験です。該当する選択肢を1つ選ぶタイプの試験ですね。受験料はNIに見積もりをとって確認するのが確実ですが、何万円もします。高いです。まあ、会社のお金で受けるなら関係ないかもですが。

試験時間は1時間、問題数は30問です。なので、1問に2分かけられます。結構余裕がありそうです。…ですが、CLA-R試験には大きな問題があります。それは…

英語で試験

です。CLA-Rのポリシーなんだとか。問題文は数行で選択肢も長くて数行なので長文読解みたいなのはしないですが、英文解釈はしないといけません。非ネイティブだからといって試験時間がネイティブスピーカーより長くなることもなければ、英和辞典などの持ち込みもできません(2回確認しました)。CLD Summit 2017のCLA Prepの資料には“Hard to get in, Easy to Stay”と書いてありましたが、実際にそうなのかは英語力に大いに依存します。私は英語力がしょぼいのでEasy to Stayではないですね。

ちなみに、合格ラインは70%以上です。30問中21問以上正解なら合格と言った感じですね。

実際に受けてきました

今回は、NI Days 2026 Japanのイベント中に受けてきました。私の場合、CLAの有効期限が2026年9月11日まででNI Days 2026 Japanの開催日は2026年9月16日なので、CLA資格者を名乗れない期間(保留期間)が発生しますが、それでもこの日にしました。何でかというと

受験料がタダだったから

です。これはNI Days 2026 Japanの特典であり、2027年以降にも同様の特典があるとは限りません(たぶん2026年だけだと思っています)。数万円が0円になるのは大きいですね。なので、試験会場はNI Days 2026 Japanの会場と同じで、浜松町でした。

久々の都心の満員電車

左の駅メモキャラクターは品川めぐるさんで、横浜市内から浜松町に移動するのに品川駅で乗り換えたのでイベントについてきてもらいました。右は日暮里ハルカゼさんで、私の推しです。

久々に都心に行ったので、乗車率の高い電車で移動して疲れました。これでもピーク時間ではないので、山手線や京浜東北線は恐ろしいですね。

試験会場の浜松町コンベンションホール。めぐるさんとハルカゼさんと撮影

試験会場(というよりNI Days 2026 Japanの会場)は浜松町コンベンションホールで、大門駅と直結した場所にあります。

最初はNI Daysの基調講演を聞くわけですが、途中でトイレに行きたくなり途中退席したのでちゃんと聞いていないです。NIのCTOの Kevin Schultz 氏のプレゼンまでしか聞いていないですし、英語分からないです。基調講演が終わった後に試験を受けました。

試験会場はこの建物の6階にある一室で、CBT試験に必要なもの(PC、試験用アプリ、ログイン情報+パスワードなど)はすべてNI側がそろえている感じでした。ただ、マウスは希望者のみレンタルという形だったので、希望する人は忘れずに借りるようにする必要があります。私はトラックボール派なのでマウスは借りずに、ノートパソコンのタッチパッドで操作していました。マウス借りたほうがよかったかな?

試験時間は1時間でした。CBT試験なのでアプリで試験開始のボタンを押してから1時間だと思っていたら、試験監督官も時間を測っていたようで、監督官が開始の合図をしてから1時間という感じでした。CLA-R試験は英語のみの試験ですが、冒頭の説明文(不正行為は禁止みたいな文章だと思う)から全部英語で、選択するボタンも英語なので、開始の合図があってからアプリで開始するまで数分かかりました。試験自体はよくあるCBTなので、肯定的な選択肢を選べば大丈夫です。

受験の感想

どんな問題が出題されたのか…覚えている範囲で書きたいですが、実際の試験問題についてくわしく降れるのは一般的にあまりよろしくないので、公開されている類似のサンプル問題を使って感想を記述します。

英語がきつい

これに尽きると思います。問題文の英文解釈に理解に時間がかかります。選択肢に図があればいいですが、図がないうえに長文だとさらに理解に時間がかかります。理解できればまだましですが、理解できないものも多々ありました。High-levelという英語がサンプル問題にありますが、プログラミングや要件におけるHigh-levelというのをサンプル問題で理解していないと正反対の解釈をすることがあるので注意が必要です。私は、High-level definitionという言葉を見てちゃんと決まってるんだ…と思いましたが、実際の意味は逆で、あいまいさがあるという感じになります。…予習しないと分からないですね。分からない単語が出た場合は…否定の意味ではないと信じて無視するしかないですね。

サンプル問題の一部。顧客はhigh-level definitionな操作画面を提示している。

ブロックダイアグラムが古いものもある

サンプル問題でも、例えばMerge Errorやブール定数などが古い形式のものがありますが、本番でもそのようなものがありました。

サンプル問題にある旧形式のMerge Error (左)
サンプル問題にある旧形式のブール定数

さすがにエラークラスタの配線色はピンク(通常のクラスタの色)ではなく現在の黄色かなんとも言えない色なので、そこはましなのかな?Merge Errorはいいとして、ブール定数については現在の方式になれていると旧形式の表示で混乱します。上図のブール定数はFalseですが、緑で白字だとTrueと誤解してしまいます。私はLabVIEW 2014からブロックダイアグラムを作り始めたので、この旧形式の表示を実際のブロックダイアグラムで見たことがないですね。ここは現行のものにしてほしいところです。

知らんがな…という問題も普通にある

そんな処理…いつするんだ?永久にしないと思う…というような問題もありました。サンプル問題でも「Polymorphic VI (多態性VI) に入力端子のないVIを入れる」みたいな、何のためにPolymorphic VIを使っているのか?というような謎の処理や設定をすることがありますが、本番でもそういうのがあります。やったことのない処理が出てきたら…どうしようもないですね。それ以前に、英文を適切に解釈できているかという問題もありますが。

思ったより女子比率が多かった

LabVIEWの資格なんて計測器を使うような理系、特に実験系の出身しか使わんだろ、と思っていましたが、教室にいた体感6/10は女性だった気がします。しかも若い女性。まあ、今回の試験ではCBT試験全般が対象で、CLADからCLA-Rまでさまざまな試験を受けられるので、CLA-Rを受けた人はほとんどいないと思いますが。半分はCLADかな?

CLA-Rのサンプル問題だけでは対策は足りない

CLA-R試験のサンプル問題が公式から入手することができます。しかし、実際の試験を受けた感覚としては、CLA-R試験だけではなくCLD-R試験のサンプル問題も確認したほうがいいと感じました。私はCLD-R試験のサンプル問題も一通り確認していましたが、CLD-R試験のサンプル問題で似た問題を見た気がするな…という問題にエンカウントしました。これからCLA-R試験を受ける人がどのくらいいるか分かりませんが、受験するならCLA-Rだけでなく、CLD-Rのサンプル問題も確認することをおすすめします。もちろん、英語版で。

結果は?

CBT試験なので、結果はその場で分かります。結果は合格でした。正答率は80%なので、余裕をもって…といえるほどではないですが、問題文が英語なのでこれだけできれば満足です。これであと4年はCLAを名乗れます。資格の証明書も次の日には発行されます。シリアル番号は隠しています。

結果
2026年時点のNI認定資格証明書

試験は英語なのに名前は日本語なのか…。これまでCLAD → CLD → CLD更新 → CLA → 今回のCLA更新と5個の証明書があります(記述時点で有効なのは1つだけ)が、証明書のデザインがよく変わっていますね。LabVIEWのロゴが変わったり、NIのコーポレートカラー+ロゴが変わったり、Emersonに買収されたり…。合格できてよかったです。あと3年以上は勉強しなくてもいいですし。

まとめ

今回はCLA-R試験を受けてきました。CBT試験に表示される画面が全て英語なので、余計な労力を使った感じがして疲れました。でも、タダで受験できたのはおいしいと思いましたね。受験する場合はCLA-RとCLD-Rのサンプル問題を英語で見ておくことをおすすめします。

いや~、久しぶりの英語漬けは疲れますね。

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